不惑草紙

編集者、ライター。紙とネット、リアルとバーチャルを行き来する日々のあれこれ。

人生の折り返しについて

 

40歳が人生折り返し、いや50歳が本当の折り返しだ、70歳までは人生の助走期間に過ぎないー オヤジが読むような(自分もオヤジなのだが)ビジネス誌を読んでいると、人生の後半をいかに充実したものにするかという特集のなんと多いことか。

 

そもそも人は皆、今日、明日死ぬかも分からない。寿命を80年、いや90年と決めて人生設計するなんて楽観的過ぎやしないか。むしろ、「今死んでも周りが困らないためにすべき10のコト」みたいなのを、TABI LABOあたりでやって欲しい。やらないと思うけど。

 

あまり深刻に考える必要はない。借りたモノは返しておくとか、謝るべき人には謝っておくとか、気の進まない飲み会には行かないとか、食べたいモノを我慢しすぎないとか、そんなことだろう。心に引っ掛かることを抱えていてはいけない。

 

そんなことを考えていたら、ふと夜桜を観に行きたくなった。後で後悔しないように、年一回しか咲かない桜を愛でるとするか…