不惑草紙

編集者、ライター。紙とネット、リアルとバーチャルを行き来する日々のあれこれ。

異業種交流の利用法

自分で運営しているサイトの周知とパートナー探しのため、ニュースサイトが主催するトークイベントにちょくちょく顔を出している。テーマにもよるが参加者のタイプがいくつかに分類される。

 

半数ぐらいが学生か社会人になりたて風の、ネットやリアルでいろいろな人とつながりたい系の好奇心旺盛な男女。というより女子が多い。3、4割が意識高い系のビジネスパーソン。こちらは男女ほぼ同数。で残りの1、2割が自分のような一見何を生業としているのか分からないようなおっさんだ。

 

この手のイベントは大概、起業家だとか建築家だとかデザイナー、ウェブでブイブイいわせているブロガーやメディア運営者などが参加。特徴はそれぞれが自分の実体験などを交えつつ、ためになりそうな話をするのだが、話が深まらない。名刺交換だけが目的の自分にとって、トークショーは前座に過ぎない。

 

懇親会で困るのが、学生ベンチャー風の勢いありそうな若者や意識高い系が積極的に話しかけてくることだ。目当ては自分と同じように独自でビジネスを始めたような人やウェブ関係の人間なので、時間をムダにしたくない。

 

そこで、最近は自分からビジネスに繋がりのありそうなにおいのする人を見つけて自分から話しかけるようにしている。先手必勝。たまにヘアデザイナーさんとか獣医師さんとか予想外の人に当たったりするが、それはご愛敬。最近はお目当ての人に的中する確率が上がってきた。

 

異業種交流会の場を人を見抜く鍛錬の場と考えると、なかなか面白い。