不惑草紙

編集者、ライター。紙とネット、リアルとバーチャルを行き来する日々のあれこれ。

そろそろマラソンとかやめない?

 

最初に言っておくが、スポーツは観るのもやるのも好きだ。子供の頃は遊びといえば野球かサッカー、中学の部活はバスケット。高校から始めたラグビーにはまり、クラブ活動ではあるが数年前まで20年以上続けてきた。

 

そこで一定の結論に達した。スポーツをガチでやると体を壊す。これは草野球でも市民ランナーでも同じ。ケガをしやすくなるし、膝だとか腰だとかあちこち痛くなってくる。マラソンの42.195キロなんて誰が決めたか知らないが、人間が数時間で走る距離としては過酷すぎる。

 

ただ自分自身も40歳を目前にして、「一度はマラソンを完走してみたいな。できれば4時間以内で」と思ったことがある。

 

理由はこうだ

 

肉体的にも精神的にも自分がまだまだイケてることを証明したい

でそれをフェイスブックなんかにアップして、周りの人に自慢したい

 フルマラソンの完走で自分自身が変われる期待感(そんなことで人は変われない)

達成感を味わいたい

アイドルとかスポーツやってなかった人とかが完走してるんだから、俺も楽勝だろ

 

結局、自分のためというより、「楽勝だったぜ」、「初マラソンで4時間切ったぜ」とか言って、周りに認められたいだけだと気付いてやめた。

 

純粋に競技としてマラソンやトライアスロンに打ち込んでいる人にとやかく言うつもりはない。だけど自己承認欲求を満たすためだったら、もっと体に負荷のかからないことでもやった方が良いんじゃないかと思う。円周率をとんでもないケタまで暗唱できるとか、けん玉の凄い技ができるとか…

 

とにかく、SNSとかテレビで素人がマラソン走ってる姿を映してああだこうだと言っているのには飽きてきた。