超高速！参勤交代

久しぶりにＴＳＵＴＡＹＡのレンタルで面白い邦画を観た。まず、タイトルから

気になった。なるほど、大名が超高速で江戸まで行って帰って来なければいけな

い理由は早々に空かされるが、最後まで飽きさせない。

ネタバレにならないよう、現代に置き換えて説明すると、無理難題を押しつけら

れたサラリーマンの処世術といったところ。

将軍（社長）に逆らうことなく、しかも意地悪な老中（専務）の鼻を明かすのは

痛快だ。しかも半沢直樹的な陰惨さがない。最初から最後まで笑っていられる。

主人公を自分に置き換えてみると、ここまで冷静さを保ち、機転を利かすことは

できないだろう。逆にぶち切れて謀反を起こし切腹の上、お国取り潰しになって

いたかも知れない。

リーダーたるもの、素早い決断力や機転、「この人は裏切れない」と思わせる人

望を兼ね備えていなければならない。

加えて「情けは人の為ならず」という教訓も。主人公の殿様はいつも、周りに親

切にしていた。結果的にそれが自身を救うことになる。

ちょっとあざとい感じもするが、日頃から周囲に対して親切にしておくことは大

切だなぁ。