不惑草紙

編集者、ライター。紙とネット、リアルとバーチャルを行き来する日々のあれこれ。

実家の片づけ

最近、メディアで「実家の片づけ」という特集をよくやっている。イメージとしては親が70、80代で子が40、50代といったところだろう。

 

うちもそうだが、70代以上の親世代はなぜかよく物をとっておく癖があるようだ。一度も使ったことがないような食器やらよく分からない動物の置物やら、昔通販で買ったであろう収納グッズが複数出てきたりする。しかも収納する物より収納グッズの方が多いかも知れない。

 

特に親は子供が使っていた道具や書画、工作物、賞状などが捨てられないらしい。先日、実家で小中学校時代に使っていた書道かばんを見つけた時は驚いた。もちろん即刻処分した。

 

悩ましいのは友人や知人からもらった旅のおみやげや記念品の類だ。贈ってくれた人の顔を思い浮かべると、処分しにくい。裏を返せば、人に何かをあげる場合、食べ物や飲み物のように消費できるものの方が良いかも知れない。もらった相手が何十年かして困ることが目に見えるからだ。

 

やはりもらって嬉しいのはお金、商品券、飲食物だろうと思う。