不惑草紙

編集者、ライター。紙とネット、リアルとバーチャルを行き来する日々のあれこれ。

何をやってもiPhoneの電源が入らなくなった時の対処法


今日は結論から。携帯電話会社ではなく、アップルのカスタマーセンター(0120-277-535、ブログ執筆時点で都内からの場合)に電話して、今居るところから一番近いサービス拠点にiPhoneを持ち込むのが早い。その場で代替機を出してくれることもある。最寄りのビックカメラカメラのキタムラ、パソコン修理のクイックガレージなどを紹介してくれる。ここで注意点が一つ、Apple IDとパスワードを控えておくことが必須。これがないとお店に行っても対応してもらえない。

 


iPhone6の充電が切れ、いつの間にか電源がoffになってしまった。スリープ状態ではなく、画面が真っ黒で完全に落ちた状態。3時間くらい充電して、アダプターを引っこ抜く。右上横の電源ボタンと画面下の丸いボタンの同時長押し(15秒)を何度か繰り返すが、ウンともスンとも言わない。

 


携帯電話会社(ドコモ)に問い合わせると、電話口のオペレーターに例のボタンの同時長押しの説明をされた。「知ってるっつーの!」 普通はこれをやると、ブルッとバイブレーションが作動するらしい。何度やってもダメだと告げると、Appleのサポートセンターの電話番号を教えられた。たらい回し。

 


Appleのサポートセンターに状況を再度説明すると、郵送でスマホをアップルに送るか、最寄りの電器店などで対応してもらうかの二通りの対処を説明された。2台持ちならともかく、郵送して何日もスマホが戻ってくるまで待っている客がいるのか?訳の分からない2択だ。迷うことなく最寄りの店を教えてもらった。

 

 

今日はあいにくの雪で外に出られなかったので、これから仕事帰りに寄ることに…

 

 

 

トレーニングジムの一回あたり利用料を極限まで下げる方法

 

年末から運動を一切せず、お酒と魚介類や肉などのタンパク質、餅やお菓子など炭水化物&糖質を過剰摂取して、おなか周りの贅肉が気になる。そろそろジムにでも通おうかと思っていた矢先、またもや近所の大黒屋の張り紙に目がとまった。「セントラルスポーツ優待券あります」ー。地元の施設が無料で使える株主優待券が4枚で1500円。1回あたり375円だ。かなり安い。

 

どれだけお得かを計算してみた。スポーツクラブの一番安いコースの会費や自治体が運営するスポーツセンターのジム利用料を想定。平日の昼間は働いているので、夜間会員か土日祝祭日が使える休日会員で調べることに。スポーツクラブは月10回の利用と仮定した。

 

まず、セントラルスポーツ

平日夜19時から利用できるナイトコースが月7020円(税込み)。
月会費をを10で割ると、一回あたり702円。


次にゴールドジム

土日祝祭日が丸一日使えるウィークエンド会員が6480円(税込み)。
月会費を10で割ると、一回あたり648円。

 

最後は職場から歩いて行ける東京の中央区スポーツセンター。

午前7時から午後9時30分まで使えるトレーニングジムの利用料が一回400円。まだ試したことはないが、早朝に一汗かいてから出勤するという、エグゼクティブみたいな使い方ができる立地と利用時間だ。

 

という訳で、セントラルスポーツ株主優待券が一回375円で最強という結果に。

  

明日は金券ショップの聖地、新橋に走ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バンドなのかソロなのか曲名なのか分からない問題

 

学生時代バンドをやっていて、40歳過ぎた今もフェスに行ったり若手アーティストの発掘やったりしている幼なじみが憤ってフェイスブックに投稿していた。彼は電車男の主題歌を歌うはるか前からサンボマスターを知っていて、「このバンドいいよっ」とCDを手に行きつけの新宿ゴールデン街で触れ回った。その後のサンボのブレイクに火を付けたのは彼ではないかと、内心思っている。

 


主張はこうだ。今時のおっさん、おばさん(アラフォー以上)は、昔の音楽ばっかり聴いていて最近の音楽を知らないし、新しい楽曲を買わない。それが日本の音楽業界をダメにしている。酔った勢いで投稿したふぜいだったせいか、友達は冷酷なほど無反応だった。主張に概ね同意したので「いいね!」ボタンを押した。ボタンの種類が増えた今ならもう少しレスがあったかも知れない。

 


自分自身もネットで新譜を購入しないし、CDを買ったのは斉藤和義が数年前に出したアルバムの時が最後だ。ただし、飲み会のカラオケで三代目j soul brothersの真似してランニングマンやったから、ぎりぎりセーフだろう。幼なじみも三代目はそれなりにアリだと、なぜか上から目線で評価している。

 

 

何で、おっさん、おばさんが新しい曲を聴かなくなるのかというと、単純に面倒くさいからだと思う。昔みたいに音楽雑誌を読んでる友達が周りにいるわけでもなし、ラジオを聴いたり、飲食店の有線で流れていた曲にふと耳を傾けるなんてこともない。DMMで無料エロ動画を探す暇はあるのに、YouTubeで新譜を聴く友達すら少ない。

 

 

もう一つ決定的だと思うのが、不倫騒動でメディアを賑わす某バンドみたいに、アーティストの名前が訳分からなすぎること。マキシマムザホルモンはまだいい方で、レキシなんて「レキシマムなんちゃら」というハードコアバンドの略称かと思ったら、歴史好きのソロミュージシャンだった。そう「歴史」。でも好きです、レキシ。「シキシキ ブンブン」というフレーズなんか耳に残って仕方ない。

 

 

若手アーティストよ、もっと分かりやすい名前にしよう! そしたら、おっさん&おばさん世代も興味持つかも知れないから…

 

 

 

 

 

 

メルマガ、ウェブサイトが無くなる日

 

 

ネット起業を決意してからはや2年が経とうとしている。その間、ウェブ上で起きた変化は劇的だった。最初やったのはノウハウをPDFファイルにダウンロードして販売するという、今となっては古典ともいえる商売。それと並行して自ら立ち上げた情報サイトに広告を貼り付けて(グーグルアドセンス)収益を得る。そのために検索エンジンにサイトを上位表示させるためのSEO対策を講じてきた。それとサイトのスマホ対応、SNSとの連携なども実施。

 


セミナーに出向いてはメディア運営のプロから「PDFなんか売れない」とダメだしされ、有名なウェブマーケターからは「明日からメルマガなんかやらなくていい、はっきり言ってくず」などと言われて落胆した。「最近ではSEOなど無意味」みたなことも囁かれる。けれども今となっては、この経験が財産となった。本で読んだり人から聞いたりした話ではなく、肌感覚として「やってはいけないこと」を理解したからだ。

 

 

これからやるべきことは、コンテンツを適切なタイミングで適切なルートに乗せて提供していくこと、これに尽きる。新たなウェブサービスの活用を考え出した。自社サイトを立ち上げてブログで集客してSNSで拡散するというのはもう古い。具体策についてはネタばらしになってしまうので、年末あたりにでも公開したい。

 

 

「日本人は10%しか行動を起こさない」と、ある有名マーケターは言った。実際はもっと少なくて2,3%じゃないか。その中で1年以上行動を続けている人が10%と仮定すると、自分は1000人いるうちの数人にまで絞り込まれたのではないかと思う。

 

 

このまま走り続けていくしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

カタカナ英語を漢字一文字に変換して分かったこと

 

パーティのテーブルに載せられたオードブルが最近、おしゃれになってきた。ミートボールやピンチョス、フルーツの生ハム巻きなどを刺している爪楊枝のようなアレ。カラフルなプラスチック製で、つかむ方の先端が動物を模したデザインになっていたりする。中にはトマトのヘタの形をした楊枝状のピンまである。商品名は「ヘタツキ」と「ヘタヨウジ」。

 

beauty.yahoo.co.jp

 

名前は結局のところ、「ヨウジ」なのか?。いや、ヨウジだと歯の間に詰まった食べかすをシーシー言いながらほじくる親父を想起させる。サーベル、ピン、ピック、どの呼び方もしっくりこない。いろいろ調べてみたが、正式な呼び名はないらしい。強いて言えば「フードピック」か。

 

 

通販サイトなどを見ていると、このネーミングが使われている。恐らくアイスピック[ice pick]のピックと同じ使われ方だろう。ただ、女子たちの間で「このフードピックかわいくない?」「うわー このピックヤバい♡」などという会話が交わされている場面に出くわしたことはない。

 

 

自分なりに考えた結論は、短めの串である。そう「串」! 文字を見たら一目瞭然、これが象形文字を源流とする漢字の素晴らしさ。ちゃんとモノがくし刺しにされた様を表しているではないか。

 


飲食関係に従事している方々には、ぜひ「オードブル串」「ピンチョス串」「スイーツ串」などと、「串」を付けて呼ぶことを強く推奨したい。

 


蛇足になるけれど、米国のジャレド・ダイアモンドという生理学や進化生物学などの専門家が「銃・病原菌・鉄」という著書で、日本人が便利なアルファベットやカナ文字ではなく、漢字を好んで使うのは漢字のステータスが高いからだと分析している。

 

しかしこれは的外れな指摘。

 

 串という漢字を見ただけで、日本人は焼き鳥、みたらし団子、牛すじ、ピンチョスなど瞬時に大量の画像イメージを思い浮かべることができる。これがアルファベットのAだったらどうだろうか。頭文字にしている名前や企業のロゴくらいしか思い浮かばないだろう。我々は漢字を一目読んだだけで、瞬時に無限の想像を巡らせることができる。しかも画像や音声、匂いまで再現する。漢字を母国語に取り入れている民族が手にしている特権でもある。

 

 

漢字はステータスでもなければ、ただの道具でもない。漢字を読み書きすることは我々の思考そのもの。もっと大事にしていきたい。

 

 

 

職場近くのドトール閉店にみる景況感

 

「ウェイトレス美人指数」なるものをご存じだろうか。食堂や居酒屋、コーヒーショップで働くウェイトレスの美人度を表す、れっきとした経済指標だ。ニューヨーク・マガジンのエディトリアル・ディレクターを務めたヒューゴ・リングレン氏が論説で提唱したのが始まり。経営学のMBAを持つニュースキャスターと経済学の専門家二人の共著「ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標読み方のルール」(かんき出版)がお墨付きを与えている。

 

 

結論的に言うと、「景気の良さはウェイトレスの美人度に反比例する」ということ。つまり、美人じゃないウェイトレスが増えてきたら、景気が良くなっている証拠。逆に飲食店に美人がごろごろいるようだと景気は悪いということらしい。景気が良くなれば、美人はウェイトレスよりも実入りのいい仕事、コンシェルジュとかクラブのホステスとかに就くようになるという。

 

 

この指数に照らし合わせると、都心にある職場近くのドトールが年明けに突如閉店したことは興味深い。2011年の震災前から店を定点観測してきたが、美人度は一貫して下がり続けてきた。最近まで働いていた人には悪いけれど。あくまで主観的判断という点だけは了承頂きたい。原因はいろいろ考えられるが、昨年すぐとなりにローソンができたことと、近所におしゃれなカフェができたことがドトール閉店の直接的な原因だと考えられる。コンビニの100円コーヒーの破壊力恐るべし。

 

 

筆者もここ1年くらい、ドトールの利用頻度が減った。経費節約のため、職場でドリップコーヒーにお湯を注いで飲むようになったからだ。面倒くさいときは、たまに100円コーヒーを買う。素敵な笑顔のウェイトレスさんに「ありがとうございました(^_^)」と言ってもらえることが少なくなったことも、影響しているかも知れない。

 

 

中国リスクや株価下落といった暗雲が漂うなか、美人ウェイトレスが絶滅どころか店自体無くなってしまったうちの職場周辺は今、日本で、いや世界で一番景気が良い地域かも知れない。

 

 

www.amazon.co.jp

会員登録したくない消費者と個人情報が欲しい企業

 

今日、仕事をしていてお酒のZIMAについて調べる必要に迫られた。商品サイトが見つかり中へ進んでいこうとすると、トップページでいきなり止められた。画面中央に枠が現れ、生年月日を入力しないと先に進めないらしい。なるほどマーケティングデータの収集というやつか。仕事じゃなかったら二度とこのサイトにアクセスするものか、邪魔くさい。

 

 

しょうがないので、1990何年の1月1日と打ったら入場を許可された。平成生まれの20代ということに。1997年以降にしていたら、「お酒は二十歳を過ぎてから」などといらぬ警告メッセージが出てきただろうか。いやいやそんな暇はない。

 

 

何を調べたかったかというと、「ところでZIMAって何なの?」という問いに懇切丁寧に答えるためだ。もちろん、飲んだことはある、酒をソーダか何かで割ったものが小瓶に入ったアレ。パーティや結婚式の二次会などでよく見かける。

 

 

答えはリキュール類を炭酸水で割った低アルコール飲料ということらしい。

 

 

何か情報を得たり商品の予約をしたりするたびに、生年月日や職種などの個人属性を入れることが増えてきた。それに輪をかけて面倒なのが、会員登録しないとサービスや物品の購入ができないサイト。「スマホのアプリで簡単!」みたいなものも、たくさん出てきてこうしたアイコンで画面が埋め尽くされそうな勢い。なんとかしてほしい。

 


企業側が会員向けのネットサービスを拡大すればするほど、囲い込まれたくない消費者はむしろそこから離れていくかも知れない。会員登録不要で飲食店やチケットの予約、音楽や書籍のダウンロード、買い物が楽にできるアプリなりサービスなどが出てきたとしたら便利だと思うが、企業側は個人情報を集めることに腐心していてその気はないようだ。